2019年冬の学校林イベントを開催しました。
2019年3月3日(日)、今年の学校林冬イベントが開催されました。今年は学校林の未踏エリアの調査・観察の最終年。学校林北西ルートを歩きました。天候にも恵まれ楽しい散策会になりました。ご参加頂いた皆さま、お疲れ様でした。ありがとうございました。
今回の踏査エリア
現在ルートマップ作成中です。しばらくおまちください。
参加者レポート
2019年の冬の散策会が3月3日(日)に行われました。この日は札幌の最高気温が平年より5℃も高い7℃。春のようなぽかぽか陽気の中、放送局の現役生3人を含め22人が参加しました。
今回の大きなミッションは2つ。白旗山側のゲートのすぐ横にお住まいで、いつもお世話になっている吉田さんに全員でご挨拶すること。そして、学校林の境界を越えて、地権者が別の土地に入ってみることで、林相の違いを感じ取ることです。
全員スノーシューを履いて、白旗山競技場の駐車場を9時20分に出発。まず、吉田さんのお宅にうかがいました。吉田さんは笑顔で迎えてくださり、少年時代に林業のアルバイトをしたことなどをフレンドリーに話してくれました。
吉田さんのお宅のお庭を通って、学校林の中に入っていくと、地面にはキタキツネやリ ス、テン、エゾユキウサギ、エゾシカなどの足跡がたくさん観察されました。事前に配布された「冬のアニマル・トラッキング」のペーパーがとても役に立ちました。
案内はいつも通り、南35期の陣内雄さんと足立成亮さんで。今回は学校林の北の端のあたりを歩きました。学校林では、植林されたカラマツに混じってホウノキやニセアカシア、クルミ、ヤチダモなどの木々を確認するでき、間伐などで手の入った林の気持ちよさを感じることができました。
境界を越えて、ゴルフ場が管理する範囲内に入ると、樹木に巻き付くつるが繁茂していたり、倒木が目立ったり、明らかに雰囲気の異なることが分かりました。足立さんは、境界を越えてループ状に道を通る作業道を設けることができれば、誰もがこの違いを実感することができると話していました。
ひと通り歩いたあとは谷間で、たき火を囲んで昼食。みんなで手分けしてたき付けを集め、陣内さんや足立さんが鉈を使って薪をつくってくれました。マシュマロやウインナーをあぶって食べたり、お弁当を広げたり、楽しいひとときでした。
歩いたのはたった2kmでしたが、内容の濃い散策会になりました。今度は緑の中を歩くのがとても楽しみになりました。
フォトアルバム
今年も天候に恵まれました。
吉田さんの地先で集合写真
笹やぶが雪に覆われる冬は森の中を歩くには最適なシーズン。今年もスノーシューが大活躍です。
せみの抜け殻
キツネ。かなりテンと迷いましたが、キツネの趾は前5後4で、これも5個と4個が交互に並ん
これは全て5個なのでテン
エゾリス。真ん中の足跡的に、思いがけず深くて足が埋まったものと
いつもかっこよい木こり。
歩き終わって焚き火を囲んでの昼食です。
- 2019年3月14日 20:49
- トップ↑