2025 冬の学校林散策会実施レポート
2025年3月9日(日)、冬の学校林散策会を開催しました。
参加者は、大人20名、子ども2名(10歳と2歳!)、ビーグル犬が1匹でした。昨年幹事期だった49期の他、今年幹事期の50期、その次の51期からも参加がありました。
今シーズンは暖冬で、散策会の前に雪がなくなってしまうのではないかと心配していましたが、2日前にまとまった雪が降り、当日は好天で暖かく、散策日和となりました。
35期の黒川さんから、本日の予定について説明がありました。スノーシューでこの夏間伐予定の箇所まで散策し、伐採の妨げになるつる切り作業を行い、昼食をとって戻ってくる、というプログラムです。つる切り作業に先立ち、47期平田さんからお手製「つる植物ミニブック」が配られ、つるにも巻きつき型やよじのぼり型等種類があり、巻きつき型にはさらに右手まきと左手まきがある、ということを、かわいく詳細なイラストで学びました。続いて林業チーム野中さんからスノーシューの歩き方について説明を受け、いざ、森の中へ出発です。
キツツキの音や野鳥の鳴き声が聞こえてきます。雪の上に舞うシラカバの種を観察し、キツネの足跡を越えて歩きます。途中でエゾリスに遭遇。ビーグルは体の半分を雪に埋めながら元気に駆け回り、小学生と先頭を競います。
しっかりときれいなマカバの前で、平田さんから「このマカバは木材として売るといくらでしょうか。」と即席クイズがありました。なんと車が買えそうなお値段!すかさず野中さんから「隣のカラマツはいくらでしょうか?」と第2問が出されます。答えを聞いて、木材の値段にはそんなにも差があるものなのか!とびっくり。せっかく育てた木を伐採するのですから、少しでも良い値がつくよう、きれいに大きく育てたいという気持ちになりました。そのためにも、本日のつる切り作業は大切!と参加者のやる気がみなぎります。
途中でハチの巣を発見。「何蜂の巣かわかる?」と声をかけると57期齊藤さんが「アシナガバチかな?それにしては大きいからスズメバチの巣が壊れたのかも」と回答。みなさん得意分野を惜しみなく発揮し、学びあう場であることが素敵です。
ついにつる切り作業の箇所に到着です。伐採予定の木につるが巻きついていると、木を痛めたり、伐採時にひっかかって事故の元になったりするため、予め切っておくのだといいます。けれど、すぐに伐採する予定のない木のつるは、切らずに生かしておく。つるは秋にたくさんの実をつけ、その実は森の生き物の食べ物になるから。学校林の林業は、動植物と生きていくことを大切にした林業なのだと学びました。
作業後は、待ちに待ったランチタイムです。つる切り作業後に集めた枝とシラカバの皮で、焚火をします。焚火では、ウインナー、チーズ、マシュマロを炙ります。炙る姿はみんな真剣。
食べた後は、44期中村さん手作りの雪板で遊びます。固定器具のない板に乗って、雪の上を滑ります。初心者はすぐ転んでしまって全然滑れないのですが、初めての人が帰り際にはすっかり上達していて、本気で遊ぶ南高生の姿を見ました。
気持ちよく働き、散々遊んで、ふらつく足で帰ります。森に癒され、心地良い疲れに包まれ、今年の冬の散策会は終了です。
訪れるたびに好きになる、学校林。参加されたみなさま、お疲れ様でした。
文:松本ゆかり
写真:中村信哉、他
(学校林企画活動委員)
- 2025年3月18日 07:00
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